ふあーん

招待券をゲットしたので、兵庫県立美術館で開催されている「ムンク展」を観てきました。

ムンクと言えば「叫び」が有名でなんとなーく「暗い」イメージがあったのですが、予想通り（笑）全体的に不安オーラ全開のコレクションでした。このポスターになっている作品名はズバリ「不安」…。

というのも、ムンク自身が幼い頃に母や兄弟を病気で亡くし自分も病気がちであったこと、また長い期間の不倫や恋愛トラブルから発砲事件を起こして指を失うなどの女性へのトラウマがあったようで、それらが執拗に描かれていました。

男性はうつむいて頭を抱えこみ、また落窪んだ目で何か思い悩んでいるよう。これに対して女性はどこか開放的で、そんな男性を優しく抱きしめる。このモチーフが繰り返し登場します。な、何が彼にあったのかしら…。

曇り空の日に見たこともありなんとなく「どよーん」とした気持ちになったのですが、会場は平日にも関わらずなかなかの盛況ぶりでした。春はサントリーミュージアムで「マリー・ローランサン展」があるので、こちらも時間があればぜひ行きたいです。こちらは春っぽくパステルの世界なので「ふわーん」とした気持ちになりそう。

興味を持った方はここから予習が出来ますよ
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/art_review/46/index.html